給与明細には何が書かれているのか?読み解いてみよう

一定の条件をクリアしていれば利子に税金が掛かりません。

財形貯蓄には「一般財形貯蓄」「財形住宅貯蓄」「財形年金貯蓄」の3つがあります。

「財形住宅貯蓄」と「財形年金貯蓄」の合計額が550万までは利子が非課税となります。

その代わり目的以外で使用すると税金を取られるので注意が必要です。

記事の総括

今回、給与明細に書かれている項目について読み解き、普段何気なく眺めている項目について確認ができたと思います。

しかしここで紹介した以上に様々な情報が給与明細に書かれている企業もあると思います。

今回の記事がそれらを考える一つのきっかけとなると幸いです。

給与明細に記載された項目をしっかり理解しよう
給与明細には何が書かれているのか?

よくそういう質問を頂きます。

普段何気なくもらっている給与なだけに、各項目についてしっかり理解している方は少ないと思います。

この記事では給与明細に書かれている各項目について読み解いていきます。

給与明細を読み解く

基本給

基本の給料のことです。

会社毎に基準となる基本給表があり、勤続年数や実績によって上がっていきます。

春闘のニュースでよく言われる「ベースアップ要求」とはこの基本給のことを示すします。

所得税や住民税の対象となる項目です。

役職手当

役職によりつく手当のことです。

所得税や住民税の対象となります。

残業手当

残業した時に支払われる手当のことです。

所得税や住民税の対象となります。

労働基準法では、労働者の労働時間は1日に8時間以内1週間に40時間以内と定められています。

これを越えて労働する時間は法定外超勤となり割増賃金が支払われます。

通勤手当

通勤費の手当のことです。

通勤手当は基本給や残業手当と違って、所得税や住民税がかかりません。

鉄道やバスの利用であれば月15万円まで非課税となります。

ただし、グリーン車やタクシーの利用は課税対象となるため注意が必要です。

家族手当

扶養する家族がいる場合にもらえる手当のです。

勤務地手当

勤務地により加算される手当のことです。

一般に都市部では支給額が高く、田舎では支給額が低くなっています。

生命保険

社員が自分で入った生命保険の掛金を給料から天引きしている場合に記載があります。

健康保険

サラリーマンが加入する公的健康保険のことです。

保険料は毎年4〜6月までの基本給、時間外労働、通勤手当により決まります。

厚生年金

サラリーマンが加入する公的年金のことです。

保険料は毎年4〜6月までの基本給、時間外労働、通勤手当により決まります。

雇用保険

会社が倒産したり、退職した場合などに受けられる保険のことです。

保険料は毎月の給料により決まります。

所得税

給料にかかる所得税はあらかじめ源泉徴収している額のことです。

源泉徴収税額表に基づいて金額が決められています。

源泉徴収税額表は国税庁のホームページで確認することができます。

住民税

給料より天引きされる税金のことです。

住んでいる地域により税額は異なります。

前年の所得により決まります。

財形貯蓄

一定の条件をクリアしていれば利子に税金が掛かりません。

財形貯蓄には「一般財形貯蓄」「財形住宅貯蓄」「財形年金貯蓄」の3つがあります。

「財形住宅貯蓄」と「財形年金貯蓄」の合計額が550万までは利子が非課税となります。

その代わり目的以外で使用すると税金を取られるので注意が必要です。

記事の総括

今回、給与明細に書かれている項目について読み解き、普段何気なく眺めている項目について確認ができたと思います。

しかしここで紹介した以上に様々な情報が給与明細に書かれている企業もあると思います。

今回の記事がそれらを考える一つのきっかけとなると幸いです。

給与明細に記載された項目をしっかり理解しよう

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