投資信託の長期保有でリターン拡大

確定拠出年金や積立NISAが注目されている現在、長期投資に重きをおき投資を行っている人は多いと思います。

ここでは長期投資とリターンの関係性について説明します。

短期投資と長期投資

株といえばデイトレードのように短期売買のことを考え運用を行っている人は多いと思います。

一般に、株の売買には売り買いに伴い証券会社に払うコストや値上がりした場合は20%課税されてしまうため、リターンを下げてしまう要因となっています。

証券会社に払うコストは軽視している人が多いため特に注意が必要です。

これに伴い長期投資の場合、ノーロードの商品を購入することで売り借りにコストをかけることなく購入することができ、基本長期で保有するため値上がりしても売ることがなければ20%の課税を先延ばしすることができます。

つまり課税を先延ばし、本来税金として取られていたお金も含めて運用を行えるようになり、複利効果を使って効率的に資産運用を行うことができます。

しかしこの恩恵を受けるには長期で保有することが絶対条件となります。

投資信託の平均保有期間とリターンの関係

日本では投資信託の平均保有期間が2年ととても短いため、恩恵を受けれていない人がとても多くいます。

昨年日本株ファンドで注目されていたひふみ投信の「ひふみプラス」も平均保有期間は1年となっているそうです。

投資信託の基準価格は短期投資であれば振れ幅が大きいく、長期投資あればで振れ幅が小さくなっています。

つまり長期で保有することで利益を安定化することができるということです。

出典:ウォール街のランダム・ウォーカー

上のグラフは1950〜2009年の投資期間と年平均リターンのばらつきを示しています。

グラフを見てもわかるように、投資期間が長期になればなるほど年平均リターンが安定していることがみて取れると思います。

記事の総括

日本では平均保有期間が短いが、株式投資で安定的に利益を得るためには長期投資することが有利であることがわかりました。

25年以上保有することで年平均リターン7.9%以上を享受できたという心強いデータもあります。

今後購入予定の投資信託は永久保有することを考え購入することが最適解となりそうです。

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