売買回転率という言葉について投資家であれば聞いたことがあるかもしれない。
一般に投資の売買回転率が高いと投資成績を下げる要因となります。
ここではその要因について説明します。
売買回転率により投資成績が左右される
まず売買回転率について説明します。
売買回転率とは１年間であるファンドの中身がどれほど売り買いされて入れ替わったかを示す指標のことで、投資信託などの金融商品で使われています。
一般にインデックスファンドでは売買回転率が低くアクティブファンドでは売買回転率が高くなっています。
インデックスファンドとして有名なS &P５００に連動するインデックスファンドの売買回転率は４％程度となっています。
よって入れ替わる銘柄が毎年違っていた場合、全ての銘柄が入れ替わるのに２５年間かかることを示します。
一方アクティブファンドの売買回転率は５０％以上のものが多く、２年程度で全ての銘柄が入れ替わることとなります。
では、売買回転率が高いと何が問題なのでしょうか？
問題となるのは売り買いに伴い課税されてしまうという点です。
売買回転率の高い投資信託であれば、個人として買った投資信託を売らずに持っていても（バイ&ホールド）していても、投資信託内の銘柄入れ替えが頻繁にあり、売買益に対して課税され投資成績に悪影響を与えてしまいます。
よって投資信託を購入する際は売買回転率NOより低いインデックス ファンドに投資するのが最適解となりそうです。
