円安・円高にみる日本国債券の有用性

「円安」・「円高」にみる日本国債券の有用性について説明します。

資産運用としては株式が一般的ですが、債券が重要な鍵を担っていることについて説明します。

円安と円高

「円安」「円高」とは、諸外国通貨に対して円の価値が高いか低いかを表した指標のことです。

「円安」は円の価値が低くなることを示し、「円高」は円の価値が高くなることを示します。

円安のメリット
外貨からの換金時有利
円の価値が低くなるため、外貨から円への換金時より多くの円に交換することができる。
輸出に有利
円の価値が低くなるため、外国からものを買ってもらいやすくなる。
円高のメリット
外貨への換金時有利
円の価値が高くなるため、円から外貨への換金時より多くの外貨に交換することができる。
輸入に有利
円の価値が高くなるため、外国からものを買いやすくなる。
「円安」・「円高」のどちらも過剰になると国にとって不利となる。
日米でみる円安・円高としては、
アメリカの景気が落ち込むと「円高」となり、日本の景気が落ち込むと「円安」となります。
この「円安」・「円高」の特性を使って日本国債券の有用性について説明します。

日本国債券の有用性

「円安」・「円高」は円の価値を示します。つまり「債券」を示していることになります。

ここでは例として円高時における、日本国債券の有用性について4つのパターンで紹介します。
①日本円にて米国株式・日本国債券を保有
②日本円にて米国株式・米国債券を保有
③ドルにて米国株式・日本国債券を保有
④ドルにて米国株式・米国債券を保有

①日本円にて米国株式・日本国債券を保有している場合
1ドル=100円とする。
米国経済が悪化すると円高になり、1ドル=80円になることになります。
米国経済が悪化するため、米国株式の価値が下がりますが、円高になるため日本国債券の価値は高まります。
②日本円にて米国株式・米国債券を保有している場合
1ドル=100円とする。
米国経済が悪化すると円高になり、1ドル=80円になることになります。
米国経済が悪化するため、米国株式の価値が下がりますが、米国債券の価値は高まります。
しかし、日本円にて投資を行っているため、円高になることで米国で保有する株式や債券の価値も同様に下がっていきます。
これを為替リスクと呼びます。
③ドルにて米国株式・日本国債券を保有している場合
1ドル=100円とする。
米国経済が悪化すると円高になり、1ドル=80円になることになります。
米国経済が悪化するため、米国株式の価値が下がりますが、円高になるため日本国債券の価値は高まります。
米国経済が悪化し、日本国債券から米国株に乗り換えを行う場合は円高は有利に働きます。
しかし、ドルは最終的に日本円に変換するため、円高は不利に働きます。
そのため「ドル」を「円」に変換する際は注意が必要となります。
④ドルにて米国株式・米国債券を保有している場合
1ドル=100円とする。
米国経済が悪化すると円高になり、1ドル=80円になることになります。
米国経済が悪化するため、米国株式の価値が下がりますが、米国債券の価値は高まります。
しかし、ドルは最終的に日本円に変換するため、円高は不利に働きます。
そのため「ドル」を「円」に変換する際は注意が必要となります。
今回の例だと「①日本円にて米国株式・日本国債券を保有」が最も有利となります。
「ドル」で保有しておくのも良いのですが、最終的には「円」に変換するため、あまりオススメはしません。

記事の総括

「円安」・「円高」にみる日本国債券の有用性について説明しました。

今回の例だと「①日本円にて米国株式・日本国債券を保有」が最も有利となります。

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