年金受給額を計算してみる

年金受領額は簡単に計算することができます。

年金としては「基礎年金」と「厚生年金」の2つがあり、家に例えると「基礎年金」が家の1階部分、「厚生年金」が家の2階部分と言れています。

年金額=「基礎年金」+「厚生年金」

ここでは各項目の計算方法を説明します。

年金受給額は計算できる

基礎年金の計算

20歳から60歳になるまでの40年間のうち保険料納付済期間と免除期間の合計が10年以上の場合、65歳から支給されます。

全ての期間納付した場合、満額で77万9,300円(月額約6.5万円)となります。

保険料を全額免除された期間の年金額は1/2(平成21年3月分までは1/3)となります。

しかし、全額免除された期間も保険料は払ったものとして計算されるためあまり不利にはなりません。

1,625円✖️保険料納付月数(最大480ヶ月)となります。
※昭和21年4月2日以後の方に限る

主婦の方が25〜60歳までの間国民年金保険料を支払った場合

1,625円✖️35年(420ヶ月)=68万2,500円の基礎年金をもらうことができます。

厚生年金の計算

厚生年金保険の適応を受ける企業に就職されている方で70歳未満の方が加入する公的年金制度です。

一般的な企業勤めの方は加入されています。

厚生年金保険に加入されている方は基礎年金も同様に払っており、年金として基礎年金、厚生年金の両方を受け取ることができます。

平均標準報酬月額✖️7.125➗1,000✖️平成15年3月までの被保険期間の月数➕
平均標準報酬月額✖️5.481➗1,000✖️平成15年4月以降の被保険期間の月数
※昭和21年4月2日以後の方に限る

平均標準報酬月額の考え方
平成15年3月まで
ボーナスを含まず月給のみで計算を行う
月給平均20万円
ボーナス夏冬合計60万円の人
平均標準報酬月額=20万円
平成15年4月以降
ボーナスを含め計算を行う
月給平均20万円

ボーナス夏冬合計60万円の人
平均標準報酬月額=(20万円✖️12ヶ月+60万円)➗12ヶ月
=25万円

簡単のため、平成15年4月以降において、平均標準報酬月額25万円の方が15年間厚生年金保険を支払った場合について計算します。

25万✖️5.481➗1,000✖️180ヶ月(15年)=24.7万円

65歳以降に年金として、年間24.7万円もらえることになります。

記事の総括

今回、年金受給額の計算方法について紹介しました。

年金額=「基礎年金」+「厚生年金」で計算されることがわかりました。

老後どのくらいの年金がもらえるかわからず不安に感じる方は多いと思いますが、老後への備えとして計算に活用してください。

Twitterをフォロー