ライフイベントの中で大きくお金が必要となる時期があります。
人生における3大資金と言われ「教育資金」「住宅資金」「老後資金」のことを示します。
これら資金はなんとなくわかっている方は多いのですが、実際にどれくらいの資金が必要なのか把握されている方は少ないと思います。
そこで今回、3大資金にどれくらいのお金が必要なのか紹介します。
必要なお金が分かればこの先どうするべきか道筋が見えてくると思います。
教育資金の必要額
以下は文部科学省が掲示している幼稚園から高等学校までの学習費についてのデータです。
データによると全て公立の学校に通った場合は540万円、全て私立の学校に通った場合は1,770万円かかることを示しており、私立の場合3.28倍学費が多くかかることを示しています。
出典:文部科学省「平成28年度子供の学習費調査の結果について」
大学4年間にかかる学費としては、国公立の場合は242.5万円、私立大学の場合は389.9万円と言われています。
大学であれば一人暮らしをする方も増えてくるため、より多くのお金が必要となります。
平均仕送り額である毎月10万円で換算すると、大学4年間で480万円の仕送りが必要となります。
仕送りが必要となればさらにお金が必要となります。
全て幼稚園から大学まで国公立の場合は学費のみで約780万円かかる。
全て幼稚園から大学まで私立の学校に通った場合は学費のみで約2,160万円かかる。
住宅資金の必要額
住宅購入の全国平均については、注文住宅の場合は3,320万円、マンションの場合は4,267万円となっています。
この値を年収倍率で見ると5〜7倍となり、住宅資金がかなりの負担となることがわかる。
老後資金の必要額
平均的な60歳以上の夫婦世帯の場合
毎月の支出は、食費や光熱費や交際費を含めると27万あれば良いとされています。
毎月の収入は、夫婦の基礎年金や厚生年金となり、平均21万と言われています。
つまり差額である6万円分を毎月取り崩す必要があります。
もしも60〜90歳までの30年間で換算すると2,160万円必要となります。
6万円✖️12ヶ月✖️30年
=2,160万円
急病などに備えることを考えると2,500万円相当のお金が必要となります。
退職金が減少傾向にある現在、退職金のみでこの金額を補うことは難しいのではないでしょうか?
さらに今後は年金受給額が低下すると言われているので、より厳しい状況となることが予想できます。
記事の総括
ライフイベントの中で特にお金がかかる「教育」「住宅」「老後」について、目安となる金額を紹介しました。
3大資金というだけありかなりのお金が必要だと判明しました。