日本人であれば貯金は美徳だと考えている方が多いと思います。
高度経済成長時代であればまだしも、現在の日本では最悪の選択となります。
貯金するくらいなら、株式や国債購入をお勧めします。
貯金は最悪
日本人は貯蓄を美徳だと感じている方がとても多く、平均的に見ても総資産の50%程度は現金で保有しているそうです。
米国の4倍近い値となり、明らかに高いことを示しています。
出典:日本銀行調査統計局「資金循環の日米比較」
このようになっている背景として、高度経済成長時代の高金利が影響を与えていると考えられます。
高度経済成長時代は銀行金利が6〜10%という凄まじい数字となっており、お金を預けているだけで増えていた時代でした。
つまり、親の世代は貯金していればお金が増えた時代のため、貯蓄を美徳だと考える方が多いのも納得できます。
しかし、現在は超低金利のため、銀行預金でも0.01%となっており、100万円預けていても年間で100円しか増えません。
一度のATM引き出し手数料にも満たない金額です。
株式や国債の勧め
貯蓄は美徳ではなく、最悪であることを理解してもらえたことと思います。
では超低金利の現在どうすることが正解なのか?
それは株式や国債を購入することです。
株式であれば、米国に長期投資することで年間7.9%近くのリターンを得られたというデータがあります。
これは高度経済成長時代の銀行金利に相当する値となります。
また、高配当の株式に投資することで年間3%以上の配当金を受け取ることができる銘柄もあります。
超低金利の現在では銀行預金の300倍に当たる値となります。
株式によるリスクを取りたくない方には、国債の購入をお勧めします。
国債は元本が保証されている上、変動金利10年の場合0.05%と銀行預金の5倍となっています。
変動金利10年の場合、日本の金利が上昇した場合、その値に追従するようになっているため、マイナスとなることがありません。
銀行に預けるくらいなら、国債の購入をお勧めします。
記事の総括
貯金は美徳ではなく、最悪であることを説明しました。
高度経済成長時代を生きた親の世代はこの考えに凝り固まった方が多いと思います。
超低金利の現在においては、元本保証型の商品を購入するなら国債の購入を、本気で資産形成を目指すのであれば株式の購入をお勧めします。