新入社員として大学を卒業した場合、額面として25万円、社会保険料を引かれると20万円相当の給与がもらえます。
この給与を有効活用できるか?に今後の人生が充実するかがかかっていると言っても過言ではありません。
仕事で忙しくなる前に仕組み作りを行い、将来に備えましょう。
決して貯蓄することではありません。
支出をコントロールすること
新入社員として大学を卒業した場合、額面として25万円、社会保険料を引かれると20万円相当の給与がもらえると説明しました。
2年目となると住民税の負担も大きくなるため、手取り収入はさらに減少します。
ここで重要なことは、支出を支出をコントロールすることです。
今までは親や周囲の大人の助けのもと生活してきたと思いますが、今後は1人の社会人として責任を持って生きていかないといません。
全て自分で決めていかないといけなくなります。
その第一歩が家計をコントロールすることとなります。
今後、貯蓄や投資を行うにしてもお金が確保できないと全く意味をなさないということです。
ポイント①携帯代
ポイント②家賃代
家賃も選択によっては、毎月かなりのお金を払うことになるため、検討すべき項目と考えます。
そこでお勧めするのは社宅や寮の利用です。
社宅や寮であれば、通常4万円ほどかかる間取りでも、1万円相当で利用できるという会社も多くあると思います。
見栄から賃貸を借り、無駄なお金を払うことはやめるべきです。
賃貸を借りるにしても必要最小限とすべきです。
これにより、かなりのお金を節約できるはずです。
ポイント③保険料
会社に入ると会社での保険の勧誘や場合によっては入社前親に保険加入を勧められることがあります。
怪我をすると大変だからと加入する方は多いですが、保険で得をすることはほとんどありません。
保険はもしもに備えるためのものではありますが、もしも高額の医療費100万円かかったとしても実質負担としては9万円相当しかかかりません。
これは高額医療費制度というもので、医療費により家計が破綻しないように定められたものです。
このもしものためにお金を払い続けるのはもったいない選択です。
新入社員となればなおさら必要ありません。
もし家族持ちであるなら会社で加入できる、掛け捨てタイプの保険とし必要最低限に止めるべきです。
会社で加入するものであれば、団体保険として割安のものが多いためお勧めしますが、加入にあたっては民間の保険と比較検討することをお勧めします。
ポイント④持株会
入社すると持株会を勧めてくる会社が多くあります。
強制でない限り持株会には加入すべきではありません。
その場合でも最低額の加入とすべきです。
そもそも持株会は安定した株主を獲得するための方法であり、社員にとって良いことはほとんどありません。
しかし、持株会の加入により、奨励金を出してくれる会社も多いと思います。
奨励金が高額で引き出し可能額が低ければお勧めします。
奨励金により積立金額より多く積立でき、なおかつ引き出し可能額が低いため定期的に引き出すことにより効率的にお金を増やすことができます。
奨励金が少額で引き出し可能額が高ければお勧めしません。
奨励金は付かない上に引き出し可能額が高いため、たくさんのお金が拘束されてしまうため最悪です。
この場合持株会に加入するのではなく、自身で株を購入する方が賢明です。
持株会は勤め先の株を購入することになるため、会社が破綻した場合持株も破綻します。
大手企業でもいつ経営不振になるかわからない現在においては、このようなリスクのある持株会への加入はお勧めしません。
投資を始める
次に実践すべきことは支出をコントロールし捻出したお金を使って証券口座にて株を購入することです。
貯蓄用に定期預金を設定することではありません。
生活防衛資金として3ヶ月分程度の現金は保有しておくべきですが、生活防衛資金以外のお金は投資すべきです。
現在は定期預金にお金を預けていても超低金利のため、ほとんど利息はつきません。
大手銀行の平均金利0.01%では100万円預けていても1年間で100円の利息しか得られません。
それならば配当の出る株式を購入することの方がお勧めです。
特に米国の高配当株式のETFであれば、多くの銘柄に分散されている上に3%近い配当を得られるのでお勧めです。
この銘柄に投資を行うだけで銀行金利の300倍の配当を得られます。
取引を行う口座は積立NISA口座をお勧めします。
積立NISAは年間40万円を20年間非課税にて運用することができます。
積立NISAにより毎月3.3万円投資することをお勧めします。
支出をコントロールしていればこのくらいの金額は捻出できるはずです。
将来のためにも早めに積立を始めてください。
記事の総括
新入社員が真っ先に実践すべきこととして、支出をコントロールすること、投資を始めることについて説明しました。
支出をコントロールすることでは、固定費の見直しや持株会の利用方法について説明しました。
投資を始めることでは、早い段階から投資を始めることにより、多くの利益を得られることについて説明しました。
将来充実した生活を送るためにも早い段階から仕組みづくりを行いましょう。