投資信託運用で心がけたい2つのこと(分散・長期積立)

投資信託は決まったお金を積み立てることに長けた商品であるため、資産形成に向いた商品とし、近年注目されています。

現在はネット証券の商品であれば100円から投資信託の購入を行うことができるため、投資へのハードルは限りなく低くなっています。

個別銘柄であれば10万や100万円以上のお金が必要となることを考えるととっつきやすい商品なのではないでしょうか。

投資する対象も、株式や債券、リート、金など様々ですが、どの商品にしても資産形成を効率的に行うポイントは①分散すること②長期積立することであると考えます。

この2つのポイントについて紹介します。

投資信託運用のポイント

①銘柄を分散すること

銘柄を分散することで、リスクを分散することができます。

1つの銘柄のみに投資を行っていた場合、その銘柄が急落した時に一気に資産が激減してしまいます。

それに対し、複数の銘柄に投資を行っていればリスクを分散させることができます。

例として日本株だけを持つのではなく、新興国株や先進国株により投資する国を分散させたり、債券やリートも組み合わせたりと多種多様の選択を行うことができます。

もしも株式と債券の投資信託に分散投資を行っていた場合を考えると、株式と債券は逆の動きを行うため、株式が暴落しても債券の値上がりによりダメージを軽減することができます。

そういう意味でも銘柄を分散することは大切となります。

②長期積立

長期的に積立を行うことで、リスクを限りなく低下させることができる上に、リターンも安定化させることができます。

これはドルコスト平均法により、毎回同じ金額の積立を行っていた場合、投資信託の基準価格が高い時には少ない口数を購入し、基準価格が低い場合には多くの口数を購入できるため、基準価格を低く抑えることができるためです。

つまり、暴落した時にはしっかりと買い増しができ、大きく値上がりした時には購入口数を減らすという、投資として理想的な行動をとることができるためです。

出典:WealthNavi「長期投資を成功させるための考え方」

もしも、米国のS&P500に投資を行っていた場合年間平均で6.4%のリターンを得られたそうです。

短期的に見れば、リーマンショックやバブル崩壊が起きる場合もありますが、投資を継続することができれば、米国株のようにリターンも安定化させることができます。

株式や債券は生き物のように、短期的に見れば振れ幅があるため長期目線で投資を行って行きましょう。

記事の総括

投資信託の運用で心がけることは、分散した銘柄に長期積立を行うことであった。

分散や長期積立を行うことで、ドルコスト平均法により適切な価格で銘柄を購入することができる上に、リターンを安定化させることもできる。

株式や債券も短期的に見れば値動きが激しいため、長期的な目線を持ち投資を継続することが大切となります。

Twitterをフォロー