一般的に、ローンを組んで支払いを行うことはオススメしないという話をよく聞きます。
先日、下記のようなツイートをしました。
ローン支払いが全て悪であるという訳ではありません。
— シン@ミレニアル世代・投資家・子育て・旅行 (@shin20blogger) September 8, 2019
世の中にはローン支払いした方がお得な場合もあります。
大事なことは自分でしっかりと考え、ローン支払いにするか一括で支払いを行うか考えることです。
私は自分で考え今回400万円をローン支払いすることに決めました。
世間ではローンは全て悪であるという風習がありますが、それが正しいとは限りません。
賢い選択肢として株や投資信託で運用しながら返済することもできます。
この記事では、ある大きなお買い物をした際に一括で支払いを行う場合とローンにて支払いを行う場合のどちらがお得か?についてシミュレーションを用いて検証を実施しました。
fa-checkローン金利>運用利回りの場合
一括支払いが有利
fa-checkローン金利<運用利回りの場合
ローン支払いが有利
シミュレーション条件について
今回、高額な支払いとして400万円の車を購入する場合についてシミュレーションを行いました。
ローンの返済期間は10年、ローン金利は3%としました。
一括支払いの場合総額400万円払うことになり、ローン支払いの場合総額463万円、毎月の支払い額は約3万9,000円となります。
運用利回りの計算は「投資信託のガイド ファンドの海」を用いて実施させていただいてます。
それではシミュレーションを実施します。
①現金で返済を行う場合
現在の金利水準はほぼゼロとなっています。
最初のシミュレーションでは、金利ゼロの場合について考えてみます。
一括支払いの場合総額400万円支払うことになります。
ローン支払いの場合総額463万円支払うことになリます。
何も考えず現金で支払いを行う場合、ローン支払いの方が63万円多く支払いを行うことになってしまいます。
つまり金利水準がゼロの場合、一括支払いが有利となります。
②3%で運用しながら返済を行う場合
次に3%で運用しながら返済を行う場合についてシミュレーションを実施します。
一括支払いの場合、ローン支払いと比較し毎月の返済がない分、毎月約3万9,000円だけ多く運用に回すことができます。
つまり一括支払いの場合、毎月約3万9,000円を10年間3%で運用することができる。
ローン支払いの場合、手元残る400万円を3%で運用できるとし、シミュレーションを実施しました。
シミュレーションの結果、一括支払いとローン支払いともに10年間で540万円の資産を築くことができた。
つまり3%で運用しながら返済を行う場合、一括支払いとローン支払いは同様となります。
③7%で運用しながら返済を行う場合
次に7%で運用しながら返済を行う場合についてシミュレーションを実施します。
一括支払いの場合、ローン支払いと比較し毎月の返済がない分、毎月3万9,000円だけ多く運用に回すことができます。
つまり一括支払いの場合、毎月3万9,000円を10年間7%で運用することができる。
ローン支払いの場合、手元残る400万円を7%で運用できるとし、シミュレーションを実施しました。
一括払いの場合、10年間で664万円の資産を築くことができる。
一方ローン支払いの場合、10年間で787万円の資産を築くことができました。
つまり7%で運用しながら返済を行う場合、ローン支払いが有利となります。
記事の総括
今回、一括支払いを行う場合とローン支払いを行う場合のどちらがお得か?についてシミュレーションを用いて検証を行いました。
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一括支払いが有利
fa-checkローン金利<運用利回りの場合
ローン支払いが有利
シミュレーションの結果、世間一般的にローンはダメなものというイメージはありますが、ローン全てがダメというわけではありませんでした。
またローン金利が3%程度であれば、ローンをうまく活用することで手元にお金を残すことができなおかつ有利に運用を行うことができると判明しました。
皆さんも全てのローンを悪と考えるのではなく、自分で計算を行うなどして有利な方法を選択していきましょう。